『ポケモンユナイト』が2027年3月23日に終了へ。払い戻しとライブラリ機能を整理

『Pokémon UNITE』のロゴ。白い背景に、ゲームの題名のロゴが中央に置かれている アニメ・声優
『Pokémon UNITE』ロゴ(出典:『Pokémon UNITE』公式サイト。©Pokémon/Nintendo/Creatures/GAME FREAK ©2021 Tencent)
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このワダイ、3行で

  • 『ポケモンユナイト』が2027年3月23日(火)9時にサービスを終えると、2026年10月27日に公式が発表し、同じ日の14時にジェム(ゲーム内で使う通貨)の販売が止まりました。
  • 公式は理由を書いておらず、分かっているのは日程と、未使用の有償ジェムが終了後に払い戻しになること、終了後も記録を見られる「ライブラリ」が11月12日に入ることです。
  • 終わったゲームの最終日や、終了後に記録を残す工夫は昔にもあり、今回は3月20日・21日の公式国際大会の決勝が終了の直前に来る点も特徴です。

『ポケモンユナイト』は、5人対5人に分かれて、ゴールに得点を入れて競うチーム対戦ゲームです。MOBA(チームで戦うゲームの一種)に分類される作品で、Nintendo Switchとスマートフォンで遊べます。基本無料で、ゲーム内では「ジェム」というお金のようなものを現実のお金で買い、ゲーム内ショップでの買い物に使えました。

そのゲームが、2027年3月23日(火)にサービス終了を迎えます。サービス終了は、略して「サ終」とも呼ばれます。このページでは、2026年10月28日時点で公式が書いていること、お金やデータがどうなるか、終了後も見られる「ライブラリ」の中身、そして昔の終わったゲームがどんな最終日と記録の残し方をしたかを整理します。

『ポケモンユナイト』の終了、公式は何を発表した?

発表は2026年10月27日の14時ごろ、公式Xと公式サイトの「サービス終了のお知らせ」で行われました。終了するのは2027年3月23日(火)9時(日本時間)で、Nintendo Switch版とスマートフォン版のどちらも対象です。終了後はゲームにログインすることも、バトルに参加することもできなくなります。

Switch版の開始は2021年7月21日です(公式)。スマートフォン版は同じ年の9月22日に始まったと、GAME Watchが当時伝えています。KAI-YOUは、Switch版の開始から約5年8か月で幕を閉じると書いています。AUTOMATONは、公式のプロデューサーレターを根拠に、2025年7月時点で世界の累計ダウンロード数が2億を超えたと伝えています。

公式が示した終了までの予定を、日付順に並べます。

日時 できごと
2026年10月27日(火)14:00 ジェムの販売が停止。月額の「UNITEメンバーシップ」も新規加入と自動更新が停止。ゲーム内ショップで最大80%OFFの「グランドショップセール」が始まり、サービス終了まで続く
2026年11月12日(木)13:00 特別イベントとアップデート。過去のアイテムをコインで交換できる「ユナイトコイン交換所」と、終了後も見られる「ライブラリ機能」が入る
2026年12月5日(土)から 公式の国際大会「Pokémon UNITE Aeos Crown 2027」の各予選が順番に始まる
2027年3月20日(土)・21日(日) 同大会のオフライン決勝(東京)。一般の観覧席はなく、全試合をライブ配信する予定
2027年3月23日(火)9:00 サービス終了

出典は、公式サイトの終了のお知らせ、特別イベントとライブラリ機能の追加、大会についてのお知らせです。ファミ通.comも同じ日程を報じています。

おもしろいのは、大会の決勝が3月20日・21日と、終了の直前に置かれている点です。公式は、すでに発表していたこの大会は「予定通り実施」すると書いています。ゲームが終わる直前まで、公式の国際大会の決勝が行われることになります。

ジェムと月額プランは? 払い戻しの注意点

ジェムは、遊ぶためのお金のようなもので、現実のお金で買えるものを「有償ジェム」、購入時のおまけ分や特典でもらえるものを「無償ジェム」と呼びます。10月27日14時に新しい購入ができなくなりましたが、いま持っているジェムはサービス終了まで使えます。月額の「UNITEメンバーシップ」に入っている人は、有効期限まで特典を使えます。

払い戻しについて、公式は次のように案内しています。

  • 対象は、サービス終了の時点で使っていない有償ジェムです。購入時についてきた「おまけ分」やメンバーシップ特典のジェムなど、無償ジェムは対象外です
  • 受け付けの時期と手順は、サービス終了後に公式サイトで案内されます。本人確認のため、申請はゲームの中で案内されるフォームから行います
  • 未使用の有償ジェムがある人は、払い戻しが終わるまで、Switchのソフトの消去やスマートフォンのアプリのアンインストールをしないよう求められています。先に消してしまうと、払い戻しの手続きができなくなる場合があると、公式が書いています

残高は、ホーム画面の右上にある「+」を押して、ジェムの購入画面の右上で見られます。金額や方法の細かい条件は、公式がこれから案内するので、このページでは書きません。

終わったあとも見られる「ライブラリ」には何が入る?

今回気になるのが、「ライブラリ」です。公式は、サービスが終わったあとも、遊んで集めた物や記録を見返せるようにする機能だと説明しています。「ポケモンたちとの大切な思い出を、これから先もいつでも振り返ることができるよう」開発中だそうです。11月12日(木)13時から使えるようになります。

公式のニュースが挙げている、ライブラリでできることを、簡単に整理します。

  • ホーム画面で、トレーナーの着せ替え、ポケモン、ポケモンのホロウェア(見た目を変えるアイテムで、公式の呼び名です)、背景を、持っている範囲で自由に選べます。画面の一部を隠して、トレーナーとポケモンの記念撮影もできます
  • ライセンス(ポケモンを使えるようにするためのもの)とホロウェアを見たり、切り替えたりできます
  • 練習場で、ホロウェアのエフェクトやポケモンの動きを確かめられます
  • クローゼットでの着せ替えや、トレーナーフォトの編集もできます
  • バトルアイテム、もちもの、メダルは見るだけです。メダルの合成やもちもののレベルアップはできないので、終了までに済ませるよう勧められています
  • トレーナー実績、ポケモン実績、大会の参加記録は、2027年3月23日9時までに獲得した分を見られます

ここで気をつけたいのが、データのダウンロードです。ライブラリを使うには、機能が入ったあとに、ふつうに遊ぶか、ライブラリを一度開くと、必要なデータが端末に保存されます。2027年3月23日9時までにこのダウンロードが終わっていないと、終了後はライブラリを使えません。ダウンロードが終わったあとに手に入れた物は、自動でライブラリに反映されます。

そのほかの決まりも公式が書いています。サービス終了後は、この機能へのサポートがなくなります。ライブラリの中のデータは、原則として機種変更のときのデータ引き継ぎの対象になりません。つまり、見返したい人は、いま使っている端末でダウンロードを済ませておく必要があります。なお、告知の本文は「一部の記録やゲーム内コンテンツ」を確認できると書いているので、遊んだ記録のすべてが見られるとは限りません。

驚きの声が相次ぎ、理由は公式が書いていない

発表のあと、ネットでは驚きと動揺の声が相次いだと、オリコンが伝えています。人気や大会の盛り上がりに比べて急だった、どうして終わるのかを知りたい、という内容でした。KAI-YOUによると、10月には海外のコミュニティを中心に終了を予想する情報が出回り、日本のSNSでも「ユナイトサ終」という言葉が話題になっていました。ここでは個人の投稿は出さず、報道が伝えた内容だけを書いています。

では、なぜ終わるのか。公式の告知は「誠に勝手ながら」と書くだけで、理由を説明していません。オリコンやKAI-YOUなど、確認できた報道も理由には触れていません。理由は、いまのところ分かっていません。このページでも理由は決めません。決めてしまうと、公式が書いていないことを事実のように見せてしまうからです。

1つだけ、事実として確かめられる前の出来事があります。ベルギーとオランダでは、2024年9月の発表のとおり、2025年11月30日にサービスが先に終わりました(AUTOMATONが2026年10月27日の記事でも触れています)。この時も公式は理由を示していません。AUTOMATONはルートボックス(中身が運しだいのガチャのような仕組み)の規制との関係が強いとの見方を伝えましたが、実際の理由かどうかは分かっていません。今回は日本を含む全体の終了なので、この例をそのまま重ねて語れる材料は、いまのところありません。

昔の終わったゲームは、最終日をどう迎え、何を残した?

終わるゲームの「最後の過ごし方」や「残し方」は、昔にも例があります。公式や報道で確かめられたものを挙げます。

最終日の例では、『モンスターハンター フロンティアZ』が2019年12月18日21時にサービスを終えました。ファミ通.comによると、公式は終了まで12の超豪華イベント&キャンペーンを行いました。終了前の最後の1週間には、最後のメンテナンスのあと、広場に季節外れの桜が咲き、かつて見られなくなっていたフィールド『戦闘街』でのクエストも配信されました。そして最終日の13時から21時には、ゲーム内の広場で「レジェンドラスタ」と会うグリーティングと記念撮影のイベントが開かれました。終わりの日を、プレイヤーと運営が一緒に迎える形です。今回の『ポケモンユナイト』も、11月12日のイベントやコイン交換所など、終了まで続く特別な催しを予定しています。

記録の残し方の例では、ゲームが終わったあとに、別のサイトやアプリで残すやり方が昔から使われてきました。『星宝転生ジュエルセイバー』は、運営を終えたあとも全コンテンツを見られるようにする目的で作ったサイトが公式に残っています(シナリオのページもあります)。ゲームキャストの2017年の記事は、終了したゲームが、過去のイベントや着せ替えを見られるビューワーのアプリ(『ポップアップストーリー』)や、ユニットの図鑑アプリ(『ロード・トゥ・ドラゴン』)を出した例を紹介しています。

ゲームキャストは『ポップアップストーリー』のビューワーを、過去のほぼすべての内容や着せ替えが楽しめるものと紹介しています。今回のライブラリは、公式が「一部の記録やゲーム内コンテンツ」を確認できると書いていて、ゲームの中の「ライブラリモード」として入り、終了前に必要なデータをダウンロードしておく仕組みです。見られる範囲には違いがありそうですが、実際の動きは11月12日以降に分かります。

同じ週には、「終わる」と「続く」のちがいが分かりやすい話題もありました。『ブルーアーカイブ』は、日本版の運営会社がYostarからネクソンに変わりますが、ゲームは続き、データも引き継がれます。違いを整理した『ブルーアーカイブ』の運営移管のページと読み比べると、サービス終了で何が変わるのかが見えやすくなります。一方、ファイル置き場サービスの『uploader.jp』の終了は、置いてあるファイルを含む全データが削除される形で、公式から取り出し方の案内も見当たらない、と整理しています。それに比べると、『ポケモンユナイト』は、お金の払い戻しと記録の閲覧機能を公式が用意している点が、はっきり違います。

まだ分かっていないこと、これから見ておく点

2026年10月28日時点で、公式がまだ示していないのは次の点です。

  • 終了を決めた理由と、その経緯
  • 払い戻しの受け付けが始まる時期と、金額や期限などの細かい条件(終了後に案内)
  • 11月12日の特別イベントで、どんなアイテムをどれだけ手に入れられるか
  • ライブラリが実際にどう動くか(実装は11月12日。公式が示した説明が、実物で変わる可能性があります)

いま遊んでいる人が先に押さえておきたいのは、11月12日の更新のあとに、ライブラリのデータのダウンロードを済ませることです。未使用の有償ジェムがある人は、払い戻しが終わるまでアプリを消さないでください。新しい情報が出たら、このページに書き足します。

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