2026年2月25日(米国時間)、半導体大手エヌビディア(NVIDIA)が2025年11月〜2026年1月期の決算を発表しました。売上高・利益ともに市場予想を上回り、発表後の時間外取引では株価が一時4%上昇。Xでは「エヌビディア」「NVDA」「市場予想」が同時トレンド入りし、日本のビジネス・投資クラスタが大いに盛り上がりました。
「株の話はよくわからない……」という方も多いと思います。でも、エヌビディアの決算を読み解くと、いまAI業界で何が起きているかが一気につかめます。この記事では初心者向けにわかりやすく解説します。
今回の決算、何がすごかったの?
エヌビディアが発表した主な数字はこちらです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 売上高(第4四半期見通し) | 655億ドル(前年同期比+66.7%) |
| 1株利益 | 市場予想を上回る |
| データセンター収益 | 市場予想超え・急拡大 |
| 発表後の株価(時間外) | 終値比+4%(一時) |
特に注目されたのがデータセンター向けの収益です。ChatGPTをはじめとするAIサービスを動かすサーバーには、膨大な数のGPU(グラフィック処理チップ)が必要です。エヌビディアはそのGPU市場で圧倒的なシェアを持っており、「AIが普及するほどエヌビディアが儲かる」という構造になっています。
そもそもエヌビディアって何の会社?
エヌビディアは1993年創業のアメリカの半導体企業です。GeForce(ゲフォ)というブランド名のグラフィックカードでゲーマーに知られていましたが、2010年代以降、ゲーム用GPUがAIの学習・推論にも最適だということが判明。気づいたら「世界のAIを支えるインフラ企業」になっていました。
現在の主力製品「Blackwell」アーキテクチャのGPUは、Google・Meta・マイクロソフト・Amazon・Appleなどが争って調達しており、需要が供給を大幅に上回る状態が続いています。
好決算なのに最高値より下のまま——なぜ?
時間外で4%上昇したとはいえ、同日終値は193.28ドル。昨年10月につけた最高値212.19ドルと比べると、まだ約10%低い水準です。
これが「AI株の期待値ゲーム」と呼ばれる現象です。
- AI関連株は将来への期待が先行して株価に織り込まれやすい
- 好決算でも「予想の範囲内」なら株価はほとんど動かない
- 市場は常に「次の決算でもっとすごい数字が出るか?」を先読みしている
つまり業績が絶好調でも、市場の期待値がさらにその上にあると「思ったより上がらない」という結果になります。エヌビディアはまさにその状態で、四半期ごとに「好決算でも株価イマイチ」というパターンが繰り返されています。
日本への影響は?
エヌビディアの決算は、翌朝の日本株にも波及します。特に影響を受けやすいのはこのあたりです。
- 半導体装置メーカー(東京エレクトロン、レーザーテックなど)
- メモリ・部材関連(AI向けHBMのサプライチェーン)
- AI・クラウド関連全般
「エヌビディア決算の夜=翌日の日経先物を占う日」という認識は、個人投資家の間ではすでに定着しています。
まとめ
エヌビディアの決算は、AIブームが「本物かどうか」を測るバロメーターです。今回の好決算は、世界の大企業がいまだにGPUを買い続けていることの証明であり、AI投資が衰える気配はありません。
「AIバブルはいつ弾けるか」という議論は続きますが、少なくとも2026年2月時点では需要は急拡大中。投資に興味がなくても、四半期に一度のエヌビディア決算はテクノロジーの最前線を知る最良のニュースのひとつです。
最新情報はエヌビディアの公式サイト NVIDIA 日本語公式 でも確認できます。



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