個人サイトに歌詞を載せたらJASRACから10万円の請求?──他人事じゃない著作権の落とし穴

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個人で運営しているWebサイトに歌詞を掲載していたところ、JASRAC(日本音楽著作権協会)から10万円を超える使用料を請求された──そう主張する投稿がTogetterにまとめられ、大きな反響を呼んでいます。

投稿者によれば、高校時代から運営する個人サイトに好きな楽曲の歌詞を掲載していたところ、JASRACから「月額5,000円×20ヶ月分」の使用料を請求するメールが届いたとのこと。該当ページの広告収益はわずか500円未満だったといいます。

この投稿の真偽は確認されていませんが、JASRACの使用料体系を確認すると、制度上こうしたケースは十分あり得ることがわかります。「歌詞くらい大丈夫でしょ」と思っている方は、この機会にぜひ確認しておいてください。

JASRACの使用料体系──広告があるだけで「商用サイト」扱い

JASRACの使用料体系では、Webサイトで歌詞を掲載する場合、そのサイトに広告が掲載されているかどうかで料金が大きく変わります。

広告収入がまったくない純粋な個人サイトであれば、1曲あたり月額150円〜1,000円程度で済みます。しかし、わずかでもGoogle AdSenseなどの広告を掲載している場合は「広告料等収入のあるサイト」として扱われ、月額5,000円〜6,000円(年額50,000円〜60,000円)という定額料金が適用されます。

つまり、広告収益が月数十円であっても、広告がある時点で商用サイト扱いになります。これを知らずに歌詞を掲載し続けた場合、未許諾分が遡及請求される可能性があるのです。投稿者のケースが事実であれば、まさにこのパターンに該当すると考えられます。

ネットの反応──「知らなかった」派 vs「当然」派

このまとめには多数のコメントが寄せられており、意見は大きく分かれています。

「厳しすぎる」という同情派の声:

収益500円未満で10万請求はさすがにバランスおかしくないか

個人の趣味サイトにまで遡及請求するのは厳しすぎる

「著作権を守るのは当然」という意見:

歌詞は著作物。許諾なく掲載すれば使用料が発生するのは当たり前

収益の大小は関係ない。使ったなら払うべき

今回の投稿をきっかけに「自分のブログにも歌詞載せてるかも…」と焦る声も見られました。JASRACネタはネット上で定期的に大きな議論を巻き起こすテーマですが、今回も例外ではないようです。

そもそもなぜ歌詞の無断掲載はNGなのか

JASRACは、作詞家・作曲家などの音楽クリエイターに代わって著作権を管理し、使用料を徴収・分配する団体です。日本で流通する楽曲の大半はJASRACが著作権を管理しており、歌詞もその管理対象に含まれます。

個人サイトやブログに歌詞を掲載する行為は、たとえ1曲であっても「音楽著作物の複製・公衆送信」にあたり、JASRACへの利用許諾手続きと使用料の支払いが必要です。

ただし、いくつかの例外があります。アメーバブログやnoteなど、プラットフォーム側がJASRACと包括契約を結んでいるサービスでは、ユーザーが個別に許諾を取る必要はありません。歌詞サイト「Uta-Net」や「歌ネット」なども同様です。

一方で、WordPressなどで構築した独自ドメインのサイトや、包括契約のないブログサービスでは、利用者自身がJASRACに申請しなければなりません。「知らなかった」は免責事由にはならないのです。

個人サイト運営者が今すぐ確認すべき3つのこと

今回の話題を他人事と思わず、以下の点を確認しておくことをおすすめします。

  • 自分のサイトに歌詞を掲載していないか確認する:過去に書いた記事に歌詞が含まれていないかチェックしましょう。一部の抜粋であっても、量や使い方によっては無断掲載と判断される可能性があります。
  • 利用しているブログサービスがJASRACと契約済みか確認する:アメーバブログやnoteなどは契約済みですが、独自ドメインのサイトは基本的に自分で手続きが必要です。
  • 掲載したい場合はJASRACに申請する:公式サイトの「使用料計算シミュレーション」で料金を事前に確認できます。広告なしの個人サイトなら比較的安価に利用可能です。

許諾を取る予定がなければ、該当箇所を削除するのが最も確実な対処法です。

まとめ

今回の投稿の真偽はさておき、「個人サイトに歌詞を載せるとJASRACから請求が来る可能性がある」という事実は制度上確かなものです。特に広告を掲載しているサイトでは月額5,000円以上の定額料金が適用されるため、長期間放置すると高額になり得ます。

好きな曲の歌詞をシェアしたい気持ちは自然なことですが、著作権のルールを知っておくことは自分のサイトを守ることにもつながります。心当たりのある方は、この機会にぜひ確認してみてください。

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