新SNS「POPOPO」発表会速報 音声だけでアバター映像を自動生成する通話アプリだった

ネットの話題
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

このワダイ、3行で

  • 川上量生の新SNS「POPOPO」の発表会が3月18日に開催、サービスの全容が明らかに。
  • 音声データだけでアバター映像を自動生成するスマホ向け通話アプリ。最大30人同時通話。
  • 取締役に庵野秀明・GACKT・ひろゆき、エヴァ・東方・すとぷりとのコラボも発表。

「POPOPO」の正体はアバター通話アプリだった

3月18日12時、川上量生が100%出資する新サービス「POPOPO」の発表会がYouTube LIVEで配信されました。1週間にわたり「カメラのいらないテレビ電話」「人間がアプリを作る最後の時代」というキャッチコピーだけが先行していましたが、ようやくサービスの全容が明らかになりました。

一言でいえば、音声だけでアバター映像を自動生成するスマホ向け通話アプリです。iOS/Android両対応で、同日15時にサービスが開始されます。

声だけで映画のような映像が生まれる

POPOPO 電話機能の説明スライド

POPOPOではカメラを一切使いません。電話のように声で会話するだけで、3Dアバターが自動的に動き、映像として出力されます。表情も音声データから自動で切り替わります。

会話の流れに合わせてカメラアングルが自動で切り替わる仕組みも搭載されています。すべてのカットは手塚眞監督が監修しており、カット数は劇場映画1本分に相当するとのことです。あえてカメラ目線にならないようにすることで、ビデオ通話特有の心理的な圧迫感を軽減しているそうです。

400種類以上の「ホロスーツ」

POPOPOのアバターは「ホロスーツ」と呼ばれています。「アバター(分身)」ではなく「服のように着替えるもの」という位置づけで、400種類以上が用意されています。庵野秀明が声を当てた「カントクくん」というキャラクターも。

ただし、現時点ではオリジナルアバターの持ち込みには対応していません。公式ヘルプには「今後ご使用いただけるよう機能の実装を予定しております」と記載されており、将来的には対応する方針のようです。Xでは「自前のアバターが使えないのは厳しい」という声が目立ちました。

なお、アニメ調のホロスーツは7,000〜20,000円という価格帯で、これに対しても「たっっっっっか!」という反応が上がっています。

配信機能とスーパーコール

通話だけでなく、配信機能も搭載されています。多人数でのコラボ配信が可能で、視聴者も音声で参加できます。投稿募集機能を使えば視聴者と一緒に番組を作ることもでき、視聴者が1000人いてもノミネートされた人からコメントや画像を拾える仕組みです。最大30人が同時に通話に参加できます。

目を引くのが「スーパーコール」です。1配信に1回だけ使える機能で、設定しているフォロワー全員に通話をかけることができます。Xでは「GACKTから電話とか強すぎる」という反応がありました。

エヴァ・東方・すとぷりとコラボ

4月以降、エヴァンゲリオン(4/1追加予定)、東方Project、すとぷり、イラストレーター竹さんによるオリジナルデザインのホロスーツが追加される予定です。

取締役に庵野秀明・GACKT・ひろゆき

発表会では経営陣も明らかになりました。代表取締役社長は矢倉純之介で、取締役には川上量生、庵野秀明、GACKT、西村博之(ひろゆき)が名を連ねています。

庵野秀明は発表会で「ホントはよく分からないンですけど多分面白いと思うんで」と発言し、会場を沸かせました。

また、ゲストとして俳優の佐藤健が登壇。POPOPOを使ってファンとコミュニケーションを取る意向を示しました。さらに、通話するだけで抽選で1名に1億円が当たるキャンペーンも発表されています。

7年の構想と「これじゃなきゃダメ?」の壁

POPOPOの構想は約7年前にさかのぼります。2018年、川上量生はドワンゴの経営から退いたあと、CTO岩城進之介とともにバーチャルキャストを立ち上げ、VR×アバター×コミュニケーションの技術を直接手がけていました。2019年には関連特許を出願し、2023年にPOPOPO株式会社を設立しています。

この7年間で、Clubhouseが「音声だけでは定着しない」ことを証明し、MetaのVRメタバースが「ヘッドセット前提では普及しない」ことを証明しました。コロナ禍では「Zoom疲れ」や「カメラON/OFF問題」が社会現象になりました。POPOPOの「スマホ完結」「声だけでアバターが動く」「カメラ不要」という設計は、これらの失敗と課題を全部見たうえでの回答です。

では、その回答は受け入れられたのでしょうか。発表会中から #POPOPO ハッシュタグは活発に動いていました。VR・メタバース界隈からは「日本最強チームによる国産スマホメタバースの最終回答」と高い評価がある一方で、慎重な声も少なくありません。

「アバター付きのXのスペース」「Twitterスペースにアバターを足した感じ」という要約が多くの人に共有され、「VRchatやClusterとの違いは?」「Clubhouseを思い出す」「他のサービスで補完できてしまう」という指摘が相次ぎました。「コロナ禍に出ていたら流行っていただろう。ただ今の時代は通話より文字」という声もあります。

なお、この日はMetaがHorizon WorldsのVR版を6月で終了すると発表した日でもありました。ザッカーバーグが社名まで変えて10兆円以上を注ぎ込んだメタバースのVR版が5年で終わる一方で、日本から「スマホのメタバース」を掲げるサービスが生まれたのは偶然とはいえ象徴的です。

技術やメンバーへの評価は高いものの、「これじゃなきゃダメな理由がまだ見えない」というのが発表会直後のXの空気感でした。7年かけてClubhouseの失敗もMetaの失敗も見てきた末の回答が「アバター付きXスペース」で終わるのか、それとも実際に触ってみたら印象が変わるのか。15時のサービス開始後、その答えが出ます。

関連リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました